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2015年4月 3日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

今週も、あっという間に金曜日になりましたね。

本日は子どもの歯、乳歯の萌出のおはなしです。

乳歯の萌出は、歯が全くない状態(無歯期)から、先に前歯が萌出して
(前歯期)、次に奥歯(奥歯期)、そして全ての乳歯が生え揃う
(完成期)という4つのステージに分けることがあります。

この過程において、幼児は様々なお口の機能を順々に獲得していきます。

無歯期(0歳〜1歳前頃)
唇を閉じて、食べ物をとらえる

この時期は噛むことはできず、舌の運動も不十分で
舌を前後に動かすことしかできません。
この「無歯期」に意識したいのが、唇をしっかりと使うこと。
つまり、補食が大切です。「上くちびるで食べ物をとらえる」
という感覚をしっかりと覚えさせる、これが最も重要となります。

ポイントは、口への食べ物の運び方です。
食べ物を、口の中まで完全に入れてしまわないことが大切です。
唇をしっかりと閉じて、スプーンの上の離乳食を自分の口でとらえて
中に入れる。これを繰り返し行うことで、正しい食べ方を習得する
ファーストステップとなるでしょう。

また、この時期は、赤ちゃんが床を這って移動するハイハイを積極的に
行うことが重要です。ハイハイは、頭をぐっと上げた姿勢をキープして
動きまわりますので、首まわりの筋肉、そして肩の筋肉が
自ずと鍛えられていきます。
この首や肩の筋肉は、食べるためには欠かせない筋肉です。
高齢者でも嚥下(ものを飲み込むこと)のリハビリテーションで
座位がとれる訓練を行いますが、子どもの場合には
まさにこのハイハイが最適なのです。

ハイハイは首を支える筋肉を鍛えて咀嚼(噛む筋肉)に
重要な筋肉になります。

「早く歩いてほしい」という気持ちは、親なら誰もが持つことでは
ありますが、そこは焦らずにこの時期の大切さを理解するようにしましょう。

歯科ソレイユでした。

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2015年4月 2日


おはようございます!歯科ソレイユです。

雨が上がり、気持ちのいいお天気になりましたね!

今日は「日本の歯科事情」のおはなしです。

日本でキシリトールが食品添加物として認可されたのは1997年。
この97年は、日本人の歯の健康管理の考え方ががらりと
変わった年です。

キシリトール入りガムが、ドラッグストアやキオスクなどでも
簡単に手に入るようになったのは、大きな進歩でした。


日本は、アメリカもうらやむ皆保険制度に守られているため
アメリカなどに比べると
歯科治療にかかる個人負担は、格別に安いのです。

しかし、日本の保険制度は「疫病保険」といって
病気になった人を対象としているため
予防をしたいと思っているひとには、多くの予防処置が保険外となり
治療よりも、予防のほうがお金がかかるといった少々困った
問題も出てきています。

社会歯科学の観点からみると
予防は安く、治療は高いという国にすると
人々は、安い予防を選ぶようになるといいますが
しかしながら、日本ではムシ歯を抱えたひとがまだまだ多いため
疫病保険で恩恵を受けるひとが多く
なかなか予防保険に移行できない事情もあるそうです。

そのため日本では、歯が痛み出して初めて歯科医院に行くひとも
多く、近年減ってきたとはいえ12歳児のムシ歯の経験歯数は
先進諸国の中では多いほうなのです。

不名誉ながら、歯が悪い人が多いのが日本人という
という風に言われています。

「自分の歯は自分で守る」という感覚で
予防の意識を変えていかないと、なかなか現状は変わらないのかもしれません。

歯科ソレイユでした!!

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2015年4月 1日


おはようございます。歯科ソレイユです。

今日は前回お話をしました「親知らず」の続きです。

親知らずが引き起こすトラブルですが
ムシ歯や歯ぐきの炎症だけではなく、顎のほうにも影響が
出てくることがあります。

「顎関節症」とは、顎の関節や筋肉の痛み、
お口を開いたり、閉じたりするときの顎の雑音
口が開かないなど、顎の運動に問題が出る病気ですが
せまい場所に無理矢理生えてきた親知らずは
噛み合わせの調和を狂わせる原因となり
顎関節に異常な負担をかけ、顎関節症の原因となります。


また、歯列といわれる歯並びにも乱れがでる恐れがあります。
下の親知らずが生えたことで、下の顎の前歯の歯並びが突然乱れて
しまうことがあるからです。
これは、親知らずに歯列の後ろから押されることによって
安定の悪い前歯が、影響を受けてしまうのです。

そして、顎を動かすたびに、下の顎の親知らずが
斜め上の上の歯に、後ろからぶつかってしまうことがあります。
下の顎の親知らずが伸びて出てきたり、傾斜を起こしていれば
さらに強烈にぶつかることになります。

このような状態が続くと、だんだん上の歯は動揺し始めて
いずれは抜歯に至ることがあります。

上の歯と下の親知らずを、比較してみると
下の親知らずのほうが骨も歯の構造もしっかりしていますから
ケンカをすると大体において
下の親知らずが勝って上の歯がグラグラと動揺してくるのです。

こういったトラブルもムシ歯と同様に
親知らずのために必要な歯が失われる危険性がありますから
注意が必要です。

次回は、トラブルが絶えない親知らずを抜く際の注意点を
ご紹介したいとおもいます!

歯科ソレイユでした。


2015年3月31日


おはようございます!歯科ソレイユです。


患者さんから手作りのヨーグルトをいただきました!!

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ブルーベリージャム付きというお心遣いにも感謝です。

早速、朝ご飯にいただいてみました!

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あまり酸味がなく、濃厚な味がとっても美味しかったです。

ヨーグルトは発酵食品のひとつで、乳酸菌が含まれています。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が「ダイエット」「美肌」「便秘」に素晴らしい効果を
もたらすため、人気の食材ですよね。

腸には、プラスに働く善玉菌と、腐敗物質を生み出して害を与える悪玉菌がおり
できるだけ善玉菌が優勢な腸内環境を保つことが理想的であるとされています。
乳酸菌はヨーグルトなどの食べ物を通じて腸に補給することができるため
日常的に摂取することで腸の善玉菌を応援することができます。

また
腸は、人間の全ての体の器官の中で最大の免疫センターと言われています。
つまり、腸が健康であれば人間の免疫はよりよく働き、腸が不健康だと
ウイルスや細菌に感染しやすくなる傾向になりやすいのです。
腸にたくさんの乳酸菌が棲みつき悪玉菌の活動を押さえ込むことで
腸が健康になると、おのずと免疫も活性化する傾向が高まります。

そんな健康にとってもいいヨーグルト
ありがとうございました!!

毎日美味しくいただきたいとおもいます。

ごちそうさまでした!!

2015年3月30日

元気ですかー!あやめ院長です。

3月29日(日)、桜が満開の東京で行われた講演会『子供のための矯正歯科治療』に参加してきました。写真はテキストと神楽坂下からの桜です。
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講演されたのは、シンガポール国立大学教授、大阪大学名誉教授の高田健治先生です。お話にグイグイ引き込まれるような、とても興味深いお話を聴くことができました。
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見た目は重鎮の先生、といったイメージですが、とても気さくな楽しい方でした。しかも、年を感じさせないパワフルさ。
時間も朝9時から夕方4時半までほぼぶっ通しで、それでも聞き足りないくらいの濃い内容でした。
帰りの新幹線では、復習でテキストとともに高田教授の著書『Elements of Orthodontics』を読んでいました。全500ページ以上のズシッとくる本ですが、高田教授の声が聞こえてきそうな、とても興味を持って読める内容でした。といっても、これだけの量ですから、まだ読破できていません。
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まだまだ勉強が必要だと感じた、有意義な1日でした。


おはようございます!歯科ソレイユです。

日差しが眩しい月曜日の朝が始まりました!

今日は前回お話をさせていただいた「親知らず」の具体的なトラブルに
ついてのお話です。

<隣の歯がムシ歯、歯周病になりやすい>
親知らずは、あごの一番奥に生えてくるため
歯磨きが非常に難しいです。
そのうえ、斜めに生えていたり、歯ぐきが歯の部分を覆っていたりと
生え方は様々。
どんな歯磨き名人が磨いたとしても、磨ききれるものではありません。
当然、親知らずはすぐにムシ歯や歯周病になってしまいます。

また、親知らずがムシ歯になれば、みかん箱の中のみかんが腐るのと
同じように、隣り合って接している手前の歯も道連れになって
ムシ歯になりやすくなってしまいます。

「親知らずはムシ歯になったら抜けばいいや〜」
という考えもありますが、巻き添えを食いやすい隣の歯(7番目の歯)は
一生使わなければならない大切な歯です。

歯周病も同じように、手前の歯の大切な
歯を支えている骨を溶かし、ひどい時には
歯を抜かなくてはならなくなってしまいます。

<歯ぐきの炎症・化膿>
歯磨きできない親知らずは、むし歯だけではなく
歯ぐきに炎症を起こします。
ひどい時は激痛を伴い、食事を摂ることが困難になります。
親知らずの近くにある噛む筋肉に、炎症が及ぶと口が開かなくなり
さらに、食事を困難にしてしまいます。

実際、親知らずの歯ぐきが何かのきっかけでボッコリ腫れて
なにも食べれない、噛めないと来院を繰り返す方は多いです。

その場合は、抗生剤や炎症剤を投薬したり
患部を洗浄して、なるべく清潔な状態にすることが大事です。

次回は、他に起こりやすいトラブルや
実際、親知らずを抜く際の注意点をお伝えしたいとおもいます!

月曜日、がんばっていきましょう!歯科ソレイユでした。


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2015年3月29日


こんばんわ!歯科ソレイユです。

今日は1日ほんとにポカポカの陽気でしたね!
コートを脱ぎたくなるくらいの暖かさでした♬

さて、本日は「入れ歯」のおはなしです。
歯科の治療は複雑なため、入れ歯や差し歯、ブリッジなど
数々の呼び名があります。

たまに、患者さんが歯の根っこを被せた差し歯のことを
入れている歯という意味で「入れ歯」と表現することもあるので
今日は、あらためて「入れ歯」とはどういうものなのか説明を
していきたいと思います。

「入れ歯」とは、失った歯を補うためにつくられた、取り外し式の義歯です。
これには、歯がまったくない場合につくる「総入れ歯」と
歯が残っている場合の「部分入れ歯」の2種類があります。

<総入れ歯>
歯がまったくない場合につくる総入れ歯は、あごの粘膜全体を覆う形態で
吸盤のように吸い付くことで顎の中での位置を保っています。
歯はすべて失われているので、歯の列は最終局面を迎えた状態ですが
噛む能力の回復、見た目の回復、あごを正常に保つためにも
入れ歯は歯がないひとにとって、なくてはならないものなのです。

粘膜の部分をひろく覆う「床」と呼ばれる部分は
プラスチック状でできたレジン床、金属でできた金属床など
様々な種類があります。

<部分入れ歯>
部分的に、歯が無くなった場合の入れ歯です。
床と人口の歯でつくることは、総入れ歯と同じですが
残っている歯の部分にクラスプと呼ばれるバネをかけて
入れ歯を保ちます。
部分入れ歯は、そこにかかる噛み合わせの力を
義歯部分とクラスプをかけた残っている歯に部分両方に
負担をさせます。
そのため、どうしてもクラスプというバネをかけた歯に
負担をかける傾向があります。
部分入れ歯にも、総入れ歯同様にプラスチック、金属の材料を
つかったものがあります。

また、いま現在部分入れ歯には
クラスプを使わないタイプのものも、開発されています。

次回は、入れ歯の特徴、長所と短所について説明をしていきたいと
おもいます。

歯を残念ながら失っても、私たちは食べるという行為をして
その後も生きていかなくてはなりません。
そのためにも、歯がなくなった場合のいくつかの治療を
しっかり知って選択をしていくことが大切だと考えます。


歯科ソレイユでした!

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歯科ソレイユ 院長 菖蒲正宏

歯科ソレイユ
院長 菖蒲正宏
www.dental-soleil.com

当院の理念は、患者さま・スタッフ・ドクターなど歯科ソレイユに関わる人々すべてが「ソレイユ(フランス語で太陽、ひまわりの意味)」のように輝く笑顔になれること。そんな『輝く笑顔を創造する歯科医院』を目指して名付けました。

歯科医院とは歯やお口の中を治療するところですが、できれば歯の治療を受けると同時に、心までもリフレッシュしていただきたい。そんな思いから、院内の待合室やカウンセリングルームもリラックスしてくつろげるような雰囲気になっています。