«  2015年3月27日  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2015年3月27日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

朝日がとても気持ちのいい今朝です。

週の終わりの金曜日がやってきました。

さて今日は、昨日ご紹介しました
「顎関節症と全身の健康の関係」の続きのおはなしをしたいと思います。

近年、顎関節症の患者さんがたいへん増えており
発症症状は様々であると、昨日お伝えしましたが
たとえば、顎関節症の引き金となる不正咬合の原因も
いろいろ考えられます。

たとえば、ムシ歯があって歯や歯ぐきが痛んだり
不快感があったりすると
無意識のうちに痛みを避けて、あごをずらして噛むようになります。

次第にその状況に慣れ、そのままの状態が続くと
長い間、あごの骨や周囲の筋肉に大きな負担をかけることになります。
これが顎関節症を引き起こしてしまうこともあります。

また、歯を抜いたままにしておくと
抜けたあとを補おうとして周囲の歯が傾いたり
本来とは違う向きに伸びたりします。

歯にかぶせものをしたり、入れ歯を入れて何年か経過した時に
それらが消耗して、いつの間にか不自然な噛み合わせに
なってしまうこともあります。

さらには、極端な噛み癖や歯ぎしり、ストレスによる歯の食いしばりが
原因になることもあれば、食生活や生活習慣の影響、心因的なものの
あらわれということもあります。

日本人の歯は華奢な造りであるため、それだけあごに関する
トラブルが頻発しやすいということかもしれません。


顎関節症の治療には、「スプリント療法」という治療法が
一般的です。
これは、スプリントという透明のプラスチックのマウスピースを
入れることによって、歯からの情報をコントロールして
口の中の筋肉をリラックスさせるものです。
こちらの器具を使用することによって調整した噛み合わせが
なるべく早く身体に受け入れられるようにします。

ただ、
筋肉をリラックスさせ安定させることもできるスプリントですが
こちらも、所詮は異物ですので
患者さんとよく相談した上で、
症状がおさまって、落ち着いてきた時点で
なるべく早い時期に外すことが
好ましいと思います。


顎関節症一般の対処法としては、普段からよく歩く
身体をねじった姿勢を極力しない、噛み癖をつくらないように
バランスよく噛む、きちんと睡眠をとる
左手を使うようにする、なるべくストレスを貯めないようにする
などが挙げられています。

またスプリント療法は、保険が適用される場合もありますので
このような症状をお持ちの方は
まず歯医者さんに行って、症状をくわしく説明して
相談することが一番です。


cosmetic06.jpg


new_IMG_9021.jpg


それでは、今日もがんばっていきましょう!

歯科ソレイユでした!

« 2015年3月26日 | メイン | 2015年3月28日 »

歯科ソレイユ 院長 菖蒲正宏

歯科ソレイユ
院長 菖蒲正宏
www.dental-soleil.com

当院の理念は、患者さま・スタッフ・ドクターなど歯科ソレイユに関わる人々すべてが「ソレイユ(フランス語で太陽、ひまわりの意味)」のように輝く笑顔になれること。そんな『輝く笑顔を創造する歯科医院』を目指して名付けました。

歯科医院とは歯やお口の中を治療するところですが、できれば歯の治療を受けると同時に、心までもリフレッシュしていただきたい。そんな思いから、院内の待合室やカウンセリングルームもリラックスしてくつろげるような雰囲気になっています。