«  2016年6月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
2015年4月 7日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

昨日の暖かさとは逆に肌寒い火曜日ですね。

今日は、前回の続きのトラブルが多い親知らずを抜く際の注意点
おはなししたいとおもいます。

よく患者さんから「親知らずを抜いたときは、ほんとに痛かった」
「抜いた後も、腫れて一週間くらいご飯を食べれなかった」
「食べ物があたる度に痛くて、お産より辛かった・・」
など、親知らずを抜いたときの苦労話を聞かされるのですが
実際、このような話しの原因となる抜歯は
ほとんどが下の親知らずです。
上の親知らずは、すべてがとはいいませんが、そのほとんどが
抜きやすく、治りやすいです。

一方、下の親知らずは抜きにくく、治りが遅くなりやすく
抜歯の際の危険性も高く、まったく別物といって良いほどの
差があります。

下の親知らずは、担当の先生からよく説明を受け、計画的に抜歯を
することをおすすめします。

下の親知らずの抜歯が難しい理由のひとつが、「神経」の存在です。
下の親知らずの近くには「下歯槽神経」という神経があり
それを損傷する危険性があるので注意が必要となります。

親知らずの根の先と血管や神経が走っている下顎管と呼ばれる管は
重なっているため、不用意に抜歯をすると、神経に損傷を与える危険性が
あります。損傷の程度によりますが、下の顎の唇から頬にかけて
麻痺を生じることがあります。

そのため、抜く前に十分に精密検査を行ってから抜歯することを
おすすめします。  歯科ソレイユでした!

new_IMG_8734.jpg


2015年4月 1日


おはようございます。歯科ソレイユです。

今日は前回お話をしました「親知らず」の続きです。

親知らずが引き起こすトラブルですが
ムシ歯や歯ぐきの炎症だけではなく、顎のほうにも影響が
出てくることがあります。

「顎関節症」とは、顎の関節や筋肉の痛み、
お口を開いたり、閉じたりするときの顎の雑音
口が開かないなど、顎の運動に問題が出る病気ですが
せまい場所に無理矢理生えてきた親知らずは
噛み合わせの調和を狂わせる原因となり
顎関節に異常な負担をかけ、顎関節症の原因となります。


また、歯列といわれる歯並びにも乱れがでる恐れがあります。
下の親知らずが生えたことで、下の顎の前歯の歯並びが突然乱れて
しまうことがあるからです。
これは、親知らずに歯列の後ろから押されることによって
安定の悪い前歯が、影響を受けてしまうのです。

そして、顎を動かすたびに、下の顎の親知らずが
斜め上の上の歯に、後ろからぶつかってしまうことがあります。
下の顎の親知らずが伸びて出てきたり、傾斜を起こしていれば
さらに強烈にぶつかることになります。

このような状態が続くと、だんだん上の歯は動揺し始めて
いずれは抜歯に至ることがあります。

上の歯と下の親知らずを、比較してみると
下の親知らずのほうが骨も歯の構造もしっかりしていますから
ケンカをすると大体において
下の親知らずが勝って上の歯がグラグラと動揺してくるのです。

こういったトラブルもムシ歯と同様に
親知らずのために必要な歯が失われる危険性がありますから
注意が必要です。

次回は、トラブルが絶えない親知らずを抜く際の注意点を
ご紹介したいとおもいます!

歯科ソレイユでした。


2015年3月30日


おはようございます!歯科ソレイユです。

日差しが眩しい月曜日の朝が始まりました!

今日は前回お話をさせていただいた「親知らず」の具体的なトラブルに
ついてのお話です。

<隣の歯がムシ歯、歯周病になりやすい>
親知らずは、あごの一番奥に生えてくるため
歯磨きが非常に難しいです。
そのうえ、斜めに生えていたり、歯ぐきが歯の部分を覆っていたりと
生え方は様々。
どんな歯磨き名人が磨いたとしても、磨ききれるものではありません。
当然、親知らずはすぐにムシ歯や歯周病になってしまいます。

また、親知らずがムシ歯になれば、みかん箱の中のみかんが腐るのと
同じように、隣り合って接している手前の歯も道連れになって
ムシ歯になりやすくなってしまいます。

「親知らずはムシ歯になったら抜けばいいや〜」
という考えもありますが、巻き添えを食いやすい隣の歯(7番目の歯)は
一生使わなければならない大切な歯です。

歯周病も同じように、手前の歯の大切な
歯を支えている骨を溶かし、ひどい時には
歯を抜かなくてはならなくなってしまいます。

<歯ぐきの炎症・化膿>
歯磨きできない親知らずは、むし歯だけではなく
歯ぐきに炎症を起こします。
ひどい時は激痛を伴い、食事を摂ることが困難になります。
親知らずの近くにある噛む筋肉に、炎症が及ぶと口が開かなくなり
さらに、食事を困難にしてしまいます。

実際、親知らずの歯ぐきが何かのきっかけでボッコリ腫れて
なにも食べれない、噛めないと来院を繰り返す方は多いです。

その場合は、抗生剤や炎症剤を投薬したり
患部を洗浄して、なるべく清潔な状態にすることが大事です。

次回は、他に起こりやすいトラブルや
実際、親知らずを抜く際の注意点をお伝えしたいとおもいます!

月曜日、がんばっていきましょう!歯科ソレイユでした。


new_IMG_6692.jpg

2015年3月28日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

晴れてとても気持ちのいい土曜日が始まりました!
穏やかな気候で、お出かけ日和の一日になりそうですね。

さて、今日は皆さんがよくお悩みの「親知らず」のおはなしです。

そもそも、親知らずとはなにかというと
歯の列の一番後ろ、前歯から数えて8番目の歯
「親知らず」と呼びます。

永久歯は小学校に上がる頃から生え始めますが
子どもの成長を喜ぶ親にとって
歯の生え替わりは成長を実感できるとても楽しいイベントだと
思います。

しかし、親知らずが生えてくるのは何と20歳前後
いくら子どもを愛する親でもさすがに関知しない、ということから
「親知らず」という呼び名が生まれたといわれています。

「親知らず」という名前は他の歯に比べて、とてもユニークな名前ですが
学問を身につける頃に生えることから「智歯」と呼ぶこともあります。

親知らずは、一番後ろに生えるとお話しましたが
最近では、退化のために生まれつき親知らずのないひともたくさんいます。


また、現代人は、顎が小さく退化しています。
そのため、一番後ろに最後に生える親知らずは十分なスペースを
確保できず、手前の歯に引っかかってしまうことがあります。


また、たとえ正常に生えてきたようでも
理想的な噛み合わせが確立するのは、むずかしく
様々な問題を引き起こしてしまいます。


では実際、「親知らずが引き起こす問題」ですが
大まかに分けて5つあります。

①隣の歯がむし歯や歯周病になる
②歯ぐきの炎症や化膿
③顎関節症
④歯の列の乱れ
⑤上の歯への害


また
たくさんの患者さんから
「痛いですよね」「腫れますよね」などの
ネガティブな発言や
抜いたときの苦労話が尽きない親知らずの治療ですが
正しい知識と治療方法が分かれば、きちんと自分で選択をして
十分な対処ができます。

先ほど挙げた害が、どのようなものなのか
また歯を抜く際の注意点などを
次回くわしく説明をしていきたいと思います。


new_IMG_2386.jpg


歯科ソレイユでした!

親知らず
歯科ソレイユ 院長 菖蒲正宏

歯科ソレイユ
院長 菖蒲正宏
www.dental-soleil.com

当院の理念は、患者さま・スタッフ・ドクターなど歯科ソレイユに関わる人々すべてが「ソレイユ(フランス語で太陽、ひまわりの意味)」のように輝く笑顔になれること。そんな『輝く笑顔を創造する歯科医院』を目指して名付けました。

歯科医院とは歯やお口の中を治療するところですが、できれば歯の治療を受けると同時に、心までもリフレッシュしていただきたい。そんな思いから、院内の待合室やカウンセリングルームもリラックスしてくつろげるような雰囲気になっています。