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2015年3月28日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

晴れてとても気持ちのいい土曜日が始まりました!
穏やかな気候で、お出かけ日和の一日になりそうですね。

さて、今日は皆さんがよくお悩みの「親知らず」のおはなしです。

そもそも、親知らずとはなにかというと
歯の列の一番後ろ、前歯から数えて8番目の歯
「親知らず」と呼びます。

永久歯は小学校に上がる頃から生え始めますが
子どもの成長を喜ぶ親にとって
歯の生え替わりは成長を実感できるとても楽しいイベントだと
思います。

しかし、親知らずが生えてくるのは何と20歳前後
いくら子どもを愛する親でもさすがに関知しない、ということから
「親知らず」という呼び名が生まれたといわれています。

「親知らず」という名前は他の歯に比べて、とてもユニークな名前ですが
学問を身につける頃に生えることから「智歯」と呼ぶこともあります。

親知らずは、一番後ろに生えるとお話しましたが
最近では、退化のために生まれつき親知らずのないひともたくさんいます。


また、現代人は、顎が小さく退化しています。
そのため、一番後ろに最後に生える親知らずは十分なスペースを
確保できず、手前の歯に引っかかってしまうことがあります。


また、たとえ正常に生えてきたようでも
理想的な噛み合わせが確立するのは、むずかしく
様々な問題を引き起こしてしまいます。


では実際、「親知らずが引き起こす問題」ですが
大まかに分けて5つあります。

①隣の歯がむし歯や歯周病になる
②歯ぐきの炎症や化膿
③顎関節症
④歯の列の乱れ
⑤上の歯への害


また
たくさんの患者さんから
「痛いですよね」「腫れますよね」などの
ネガティブな発言や
抜いたときの苦労話が尽きない親知らずの治療ですが
正しい知識と治療方法が分かれば、きちんと自分で選択をして
十分な対処ができます。

先ほど挙げた害が、どのようなものなのか
また歯を抜く際の注意点などを
次回くわしく説明をしていきたいと思います。


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歯科ソレイユでした!

2015年3月27日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

朝日がとても気持ちのいい今朝です。

週の終わりの金曜日がやってきました。

さて今日は、昨日ご紹介しました
「顎関節症と全身の健康の関係」の続きのおはなしをしたいと思います。

近年、顎関節症の患者さんがたいへん増えており
発症症状は様々であると、昨日お伝えしましたが
たとえば、顎関節症の引き金となる不正咬合の原因も
いろいろ考えられます。

たとえば、ムシ歯があって歯や歯ぐきが痛んだり
不快感があったりすると
無意識のうちに痛みを避けて、あごをずらして噛むようになります。

次第にその状況に慣れ、そのままの状態が続くと
長い間、あごの骨や周囲の筋肉に大きな負担をかけることになります。
これが顎関節症を引き起こしてしまうこともあります。

また、歯を抜いたままにしておくと
抜けたあとを補おうとして周囲の歯が傾いたり
本来とは違う向きに伸びたりします。

歯にかぶせものをしたり、入れ歯を入れて何年か経過した時に
それらが消耗して、いつの間にか不自然な噛み合わせに
なってしまうこともあります。

さらには、極端な噛み癖や歯ぎしり、ストレスによる歯の食いしばりが
原因になることもあれば、食生活や生活習慣の影響、心因的なものの
あらわれということもあります。

日本人の歯は華奢な造りであるため、それだけあごに関する
トラブルが頻発しやすいということかもしれません。


顎関節症の治療には、「スプリント療法」という治療法が
一般的です。
これは、スプリントという透明のプラスチックのマウスピースを
入れることによって、歯からの情報をコントロールして
口の中の筋肉をリラックスさせるものです。
こちらの器具を使用することによって調整した噛み合わせが
なるべく早く身体に受け入れられるようにします。

ただ、
筋肉をリラックスさせ安定させることもできるスプリントですが
こちらも、所詮は異物ですので
患者さんとよく相談した上で、
症状がおさまって、落ち着いてきた時点で
なるべく早い時期に外すことが
好ましいと思います。


顎関節症一般の対処法としては、普段からよく歩く
身体をねじった姿勢を極力しない、噛み癖をつくらないように
バランスよく噛む、きちんと睡眠をとる
左手を使うようにする、なるべくストレスを貯めないようにする
などが挙げられています。

またスプリント療法は、保険が適用される場合もありますので
このような症状をお持ちの方は
まず歯医者さんに行って、症状をくわしく説明して
相談することが一番です。


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それでは、今日もがんばっていきましょう!

歯科ソレイユでした!

2015年3月26日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

お天気が気持ちのいい木曜日です。
風がちょっと冷たいですが、春が少しずつ近づいてきている感じがしますね♬

今日は「顎関節症」のおはなしです。

近年、顎関節症の患者さんがたいへん増えています。

「最近、お口を大きく開けると、痛みがある」
「口を開けるたびに、顎がじゃりじゃり鳴る」
「顎関節症は、一度なるともう治らないのか」
など、歯科ソレイユでもこんな風なお悩みを持っている方が
たくさんいらっしゃいます。


もともと、子どもから高齢者まで幅広くみられましたが
最近は、とくに20〜30代の女性に多くなっています。


顎関節症とは、何らかの要因がもとになって
あごの運動障害が起きる症状を総称するものです。

主には、①あごに痛みがある ②あごを動かすと音がする
③口が開きにくい といった症状が、ひとつもしくはいくつか重なって
あらわれます。


もっとも、ひとくちに痛みといっても
関節そのものが痛む場合もあれば、関節の周辺の組織の不具合からくる
痛み、あごの周辺の筋肉が硬直して痛むケースなど様々です。

あごを動かすときの音も、カクカク、ギリギリ、ジャリジャリ、ミシミシと
様々です。


あごには、関節円板という軟組織があり、口を開けるときは
ここが回転運動、滑走運動をします。

滑走するときは、円板がクッションになって一緒に出ます。

スムーズにでれば、問題はありませんが
前に出ていたり、横に出て引っかかっていたりすると、口を大きく開けたとき
ガクンとなります。

これが、いわゆる顎関節症のクリック状態です。

また、正常なひとは、指3本分を縦にしたくらいは口が開くのは普通ですが
指2本もしくはそこまで開かないようであれば、開口障害です。

また、筋肉の緊張によって開きづらい場合もあります。
あごを動かすと痛みがあるので、無意識に動きを抑えてしまっている場合や
顎関節の異常で開けたくても開かない場合もあります。

朝起きて、いきなりお口が開かなくなる場合もあれば
徐々に、開きづらくなっていくケースもあり
発症症状は、多様です。

このように、症状も様々で原因も非常に多岐にわたるあごの機能障害ですが
一体、なにが原因で起こりやすくなってしまうのでしょうか。
また、治療方法や改善方法、防ぐ方法としては、なにがあるのか
続きは、明日おはなししていきたいと思います。

お口のチェックとして
時間があるときなど、自分のお口を開けたときに、何本指が入るのか
試してみるといいかもしれません!

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歯科ソレイユでした!


2015年3月25日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

お天気は晴れていますが、ちょっと風の強い今日です。
週の半ばの水曜日。皆さんはいかがお過ごしですか?

今日は、以前に歯科ソレイユニュースレターでも
ご紹介しました「世界一正しい歯の磨き方」のおはなしです。


皆さん、覚えていますか?
忘れているかたも多いと思いますので、ここでおさらいをしてみましょう!


準備するもの キシリトール入りガム(またはキシリトール入りタブレット)
       フッ素入りの歯磨き粉
       歯ブラシ
       フロス(デンタルテープ、または歯間ブラシでも)
       舌ブラシ 
       フッ素入りのジェル(または洗口液)


<磨き方の手順>
①食後すぐに、キシリトール入りガムを最低2分、できれば5分以上
 噛むようにします。キシリトールでの中和は、知覚過敏や歯周病で象牙質が
 露出している方や、「すぐに歯磨きをするのは、エナメル質を傷つけそうで不安」
 という方にもおすすめです。
②フッ素入りの歯磨き粉を使い、歯ブラシで歯のすべての表面と歯周ポケットを
 磨いていきます。

③フロス(デンタルテープ、歯間ブラシ)を使います。

④舌ブラシで舌の汚れを取り除きます。(1日1回、朝がおすすめ)

⑤10ml程度のお水で30秒間、1回だけすすぎます。

⑥さらに、フッ素入りのジェルや洗口液で歯を強化します。

朝起きてすぐに歯を磨くと、寝ている間に増殖した細菌を洗い流す効果が
あるので、おすすめです。

朝、時間のない方は夕食後の歯磨きを念入りに行いましょう。

本日、歯科ソレイユは水曜日ですが、先週の祝日の休診により
午前中診療となります。

それでは、素敵な水曜日をお過ごしくださいね。

歯科ソレイユでした。

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2015年3月24日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

昨日から、一気に冬の気候に逆戻りですね。

最近の暖かさで、こんな時こそ体調を崩しやすいので
十分体調管理にはお気をつけください。

今日は、歯科ソレイユでも小さいお子さんから大人の方までが行っている治療
「床矯正」のおはなしです。

床矯正とは、プラスチックの装置で治療をします。
床矯正は入れ歯に似て、取り外しのできる装置を使っていきます。

装置は基本的に「床」「ネジ」「ワイヤー」で、出来ています。
装置についているネジを巻いて、少しずつ歯を動かしたり、それによって
歯が並ぶスペースが出来ます。

床矯正は、ご自分の歯を抜かずにスペースを広げることによって
歯が重なっている歯並び(叢生)をキレイに並べていく治療ですが
必ず忘れてはいけないのが、ただ装置で広げる事が治療の目的ではありません。

歯が重なっている歯並びの原因となる悪態を、お母さんや私たちが
見つけ出し、改善するアプローチを行っていくことが、まず第一に必要です。
歯を装置でひろげてキレイに並べても、正しい機能を持って
正しく歯を使っていかなくては、必ず歯は元の歯並びに戻ろうとします。

それには、自分の力で自分の機能を回復させる「食事」や「生活習慣」が
とても大切です。

なので、床矯正は「歯科医院にさえ通っていれば治る」ものではないと
いう認識が、必要です。

ただ、そういったことを認識した上で、床矯正治療と患者さんの頑張りの
二人三脚が出来れば
床矯正は「痛くなく」取り外しが出来るため「むし歯のリスクも少なく」
「自分の努力で治すことができる」「学校や会社に行っている間
(10時間)は外せる」というたくさんのメリットをもつ治療となります。

また、矯正を始める場合は、子ども、大人の方に関わらず
どの程度までキレイに治したいかのゴール地点をよく
先生と話し合って、理解してもらったうえで治療方法を決めていくことが大事です。

お互いが考えているゴール地点が、ずれてしまうと
治療が終了した時点で、トラブルの原因になってしまいます。

しっかりカウンセリングの時間を設けてもらって
自分の将来なりたいお口の中の希望を伝えることが、何より大切になります。


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2015年3月23日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

連休後の月曜日が始まりました。

朝から、すこしお天気が優れませんが今日も一日ていねいに頑張っていきましょう!

今日は「年代別・お口の中のケアのしかた」のおはなしです。

まえにお話をしたように、まず幼児期は成長の上で基礎となるものを
きちんと身につけなければならない時期です。

たとえば、乳歯列に異常があり上下のあごの位置関係に問題があると
顔の骨格、筋肉がアンバランスになり、本来あるべき顔とまったく
違う顔になってしまうばかりではなく、身体の成長にも大きく影響します。

いずれ、永久歯に生え替わるのだからと楽観視せず
お子さんの口の中に歯列不正がないかよく注意をしてください。

そして、なにか問題に気づいたら、早めに相談をしましょう。
12歳くらいでい歯の列が完成しだすので
噛み合わせの不具合には、この時期とくに気をつけて見てあげるようにしてください。


また、生えたばかりの歯はエナメル質が柔らかく
むし歯に気をつけなければなりません。

エナメル質は唾液にさらされていると
唾液中のリン、カルシウム。フッ素を取り込み硬くなっていきます。

食生活も関係しますが
20歳までは、むし歯にとくに気をつけていきましょう。


20歳を過ぎたら、歯ぐきの炎症を気にしなくてはなりません。
お口の中のケアを怠ると、歯周病になり、口臭や歯の脱落の原因になります。

歯を失うということは、骨格の一部が欠落してしまうことを意味しますので
適切なブラッシングなどをきちんと専門の方に教わるようにしましょう。

そして30歳を過ぎると、咀嚼力(噛む力)が落ちやすくなります。
また、身体のねじれに対応して噛み合わせや噛み癖も変化をしてきますので
左右バランスよく噛むように心がけてください。

40歳を過ぎると、歯周病が悪化をしてきます。
特に喫煙者や生活習慣病がある方は注意。
40代後半は、更年期障害がはじまると
噛み合わせのちょっとしたずれが身体の大きな問題を引き起こす場合が
あるので、とくに注意が必要です。

50歳を越えると喪失本数が多くなります。
歯がないままの歯列は、道の真ん中に穴があいているようなものなのです。
無意識にその不調の影響を受けないようにあごを調整して
身体のバランスを狂わすことになりますので
早めに、無いところをどう埋めるか歯医者さんに相談してください。

60歳を越えると、お口の周りの筋肉がだんだん衰えてきます。
よく噛むこと意識的に心がけることが必要です。


噛む力は、すなわち生きる力です。

いまの自分にとって、どういったケアが必要なのか
十分なケアをしてあげられているのか
あらためて確認してみましょう。

歯科ソレイユでした。

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2015年3月22日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

日差しが眩しい日曜日ですね!
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今日は「歯周病菌」のおはなしです。

皆さん、歯周病菌がキスでうつることは聞いたことはありますか?

たとえば、むし歯の菌であるミュータンス菌は
恋人同士、夫婦同士など大人の場合は、キスをしても感染しません。

生まれてすぐの子どものお口の中と違って
常在菌がすでにバイオフィルムを作った口内は
あとからミュータンス菌が入ってきても陣取りができません。

ところが、歯周病菌は大人同士でもキスでうつります。
大人の場合は、成長し加齢していくうちに歯周ポケットができ
歯周病菌に感染してしまっている人が多くいます。


歯周病菌の最初の感染の多くは
ミュータンス菌(むし歯菌)と同様、母子間など周囲の大人たちからのルートです。


歯周病菌の多くは、嫌気性菌という空気を嫌がる菌です。
なので、子どもは成人ほど歯周ポケットが深くないため
一般にはミュータンス菌より感染時期はずっと後になります。

しかし、歯周病菌は歯周ポケットがあれば
そこに巣みついてしまいますので
一旦感染してしまえば、歯周病のリスクが跳ね上がります。


的確なケアによって、それぞれが口の中の細菌を根絶するしかありませんが
パートナーの片方だけが熱心にケアを行っても
もう片方がケアをしなければ、感染を繰り返すだけです。

そのためにもムシ歯も歯周病も家族そろってケアをするということが重要なのです。


歯科ソレイユの患者さんも
みなさん家族そろって定期的なチェックにいらしている方がたくさん居ます。

すこし面倒でも、定期的なチェックを継続している方が
最終的にはご自分の歯をずっと維持できるため
おおがかりな治療をしなくても済む
という結果がデーターとして、出ています。

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本日、歯科ソレイユは休診をいただいております。

また、来週は21日(土)が祝日で休診だったため
25日(水)は午前診療となりますので、どうぞよろしくお願い致します。


それでは、楽しい日曜日を皆さんお過ごしください!

歯科ソレイユでした。


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歯科ソレイユ 院長 菖蒲正宏

歯科ソレイユ
院長 菖蒲正宏
www.dental-soleil.com

当院の理念は、患者さま・スタッフ・ドクターなど歯科ソレイユに関わる人々すべてが「ソレイユ(フランス語で太陽、ひまわりの意味)」のように輝く笑顔になれること。そんな『輝く笑顔を創造する歯科医院』を目指して名付けました。

歯科医院とは歯やお口の中を治療するところですが、できれば歯の治療を受けると同時に、心までもリフレッシュしていただきたい。そんな思いから、院内の待合室やカウンセリングルームもリラックスしてくつろげるような雰囲気になっています。