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2015年4月 1日


おはようございます。歯科ソレイユです。

今日は前回お話をしました「親知らず」の続きです。

親知らずが引き起こすトラブルですが
ムシ歯や歯ぐきの炎症だけではなく、顎のほうにも影響が
出てくることがあります。

「顎関節症」とは、顎の関節や筋肉の痛み、
お口を開いたり、閉じたりするときの顎の雑音
口が開かないなど、顎の運動に問題が出る病気ですが
せまい場所に無理矢理生えてきた親知らずは
噛み合わせの調和を狂わせる原因となり
顎関節に異常な負担をかけ、顎関節症の原因となります。


また、歯列といわれる歯並びにも乱れがでる恐れがあります。
下の親知らずが生えたことで、下の顎の前歯の歯並びが突然乱れて
しまうことがあるからです。
これは、親知らずに歯列の後ろから押されることによって
安定の悪い前歯が、影響を受けてしまうのです。

そして、顎を動かすたびに、下の顎の親知らずが
斜め上の上の歯に、後ろからぶつかってしまうことがあります。
下の顎の親知らずが伸びて出てきたり、傾斜を起こしていれば
さらに強烈にぶつかることになります。

このような状態が続くと、だんだん上の歯は動揺し始めて
いずれは抜歯に至ることがあります。

上の歯と下の親知らずを、比較してみると
下の親知らずのほうが骨も歯の構造もしっかりしていますから
ケンカをすると大体において
下の親知らずが勝って上の歯がグラグラと動揺してくるのです。

こういったトラブルもムシ歯と同様に
親知らずのために必要な歯が失われる危険性がありますから
注意が必要です。

次回は、トラブルが絶えない親知らずを抜く際の注意点を
ご紹介したいとおもいます!

歯科ソレイユでした。


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歯科ソレイユ 院長 菖蒲正宏

歯科ソレイユ
院長 菖蒲正宏
www.dental-soleil.com

当院の理念は、患者さま・スタッフ・ドクターなど歯科ソレイユに関わる人々すべてが「ソレイユ(フランス語で太陽、ひまわりの意味)」のように輝く笑顔になれること。そんな『輝く笑顔を創造する歯科医院』を目指して名付けました。

歯科医院とは歯やお口の中を治療するところですが、できれば歯の治療を受けると同時に、心までもリフレッシュしていただきたい。そんな思いから、院内の待合室やカウンセリングルームもリラックスしてくつろげるような雰囲気になっています。