親知らずとは③
おはようございます。歯科ソレイユです。
今日は前回お話をしました「親知らず」の続きです。
親知らずが引き起こすトラブルですが
ムシ歯や歯ぐきの炎症だけではなく、顎のほうにも影響が
出てくることがあります。
「顎関節症」とは、顎の関節や筋肉の痛み、
お口を開いたり、閉じたりするときの顎の雑音
口が開かないなど、顎の運動に問題が出る病気ですが
せまい場所に無理矢理生えてきた親知らずは
噛み合わせの調和を狂わせる原因となり
顎関節に異常な負担をかけ、顎関節症の原因となります。
また、歯列といわれる歯並びにも乱れがでる恐れがあります。
下の親知らずが生えたことで、下の顎の前歯の歯並びが突然乱れて
しまうことがあるからです。
これは、親知らずに歯列の後ろから押されることによって
安定の悪い前歯が、影響を受けてしまうのです。
そして、顎を動かすたびに、下の顎の親知らずが
斜め上の上の歯に、後ろからぶつかってしまうことがあります。
下の顎の親知らずが伸びて出てきたり、傾斜を起こしていれば
さらに強烈にぶつかることになります。
このような状態が続くと、だんだん上の歯は動揺し始めて
いずれは抜歯に至ることがあります。
上の歯と下の親知らずを、比較してみると
下の親知らずのほうが骨も歯の構造もしっかりしていますから
ケンカをすると大体において
下の親知らずが勝って上の歯がグラグラと動揺してくるのです。
こういったトラブルもムシ歯と同様に
親知らずのために必要な歯が失われる危険性がありますから
注意が必要です。
次回は、トラブルが絶えない親知らずを抜く際の注意点を
ご紹介したいとおもいます!
歯科ソレイユでした。