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2015年3月14日


こんにちわ!歯科ソレイユです。

今日は3/14、ホワイトデーの土曜日です。♡

皆さんは、今までもらったお返しでなにが一番嬉しかったですか?
わたし個人としては、もらった後何日間か飾って楽しめるお花が好きです。

さて、今日は「歯周病と糖尿病のおはなし」です。

よく、テレビや雑誌で「歯周病が治ったら糖尿病の血糖値が改善された!!」
など皆さんも一度は、聞いたことがあると思います。
それは、決して大げさではありません。
そのくらい歯周病と糖尿病は密接に関わっているのです。

それでは実際、身体の中でどのように関係しているのでしょうか??

歯周病が、歯を支えている歯周組織や歯槽骨へ与えるダメージは
理解されていても、ときには命に関わるような病気の原因になるという危機感は
持っていない人が、まだとても多いように思います。

実は、歯周病の炎症によって産生された様々な有害物質や歯周病菌そのものまでもが
血液を介して身体の隅々まで広がり
全身疾患の引き金になることが、最近の研究でわかってきました。

特に、関連が認められるのが
糖尿病、心疾患、早産、低体重児出産、骨粗鬆症、免疫機能低下などです。
歯周病の本当の怖さは、歯の欠損や老化だけではなく
その影響が全身に及ぶことです。歯周病は全身疾患なのです。

中でも「歯周病は、糖尿病の6番目の合併症」と言われるほどで
以前から糖尿疾患者は歯周病になりやすく、糖尿病が歯周病を悪化させる大きな要因で
あることがわかっていました。
糖尿病には網膜障害、腎不全、心筋梗塞などの合併症がありますが
歯周病もそのひとつに数えてもいいほどです。

糖尿病になると、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の分泌が落ちます。
そのため、糖尿病患者は血糖値が高い状態が続く為に
血管がもろくなり、感染に対する抵抗力が弱って合併症を起こしやすくなります。

ここまでは、健康意識の高い皆さんもよくご存知なのではないでしょうか。

また、歯周病菌は免疫細胞を刺激して炎症性のサイトカインというタンパク質を
持続的に作り出しますが、それが歯周病による炎症を強め
細胞組織を破壊させていきます。

また、口内の毛細血管から血液中に入り込むとインスリンの効きを悪くし
糖尿病を悪化させます。

つまり、糖尿病患者は歯周病を悪化させますし、歯周病患者は糖尿病を悪化させてしまう
という悪循環に入ってしまうのです。

逆に言えば、徹底した歯周病ケアをすると炎症性サイトカインの生成が抑えられ
血糖コントロールが改善された例もたくさん報告されているのです。
そして、糖尿病が改善すれば、免疫力も高まり、歯周病も改善されることが
実際に証明されています。

糖尿病疾患の患者さんにとって、定期的な歯石、菌の除去は必要不可欠であり
また定期的なメインテナンスの継続は、糖尿病、または全身の病気の予防にも
必ずつながります。

そのくらいお口の中を健康に保つということは全身にとって、とても重要なのです。

皆さんのお口の中は、いま現在健康な状態ですか?

もし何かしら不具合や気になることがあれば
早めに診てもらうことをおすすめします。

それでは、素敵な土曜日をお過ごしください。

歯科ソレイユでした。

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歯科ソレイユ 院長 菖蒲正宏

歯科ソレイユ
院長 菖蒲正宏
www.dental-soleil.com

当院の理念は、患者さま・スタッフ・ドクターなど歯科ソレイユに関わる人々すべてが「ソレイユ(フランス語で太陽、ひまわりの意味)」のように輝く笑顔になれること。そんな『輝く笑顔を創造する歯科医院』を目指して名付けました。

歯科医院とは歯やお口の中を治療するところですが、できれば歯の治療を受けると同時に、心までもリフレッシュしていただきたい。そんな思いから、院内の待合室やカウンセリングルームもリラックスしてくつろげるような雰囲気になっています。