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矯正治療は始める時期が早ければ早いほど、抜歯の可能性を低くすることができます。

お子さまの歯列矯正は、できるだけ早いうちから。歯並びが悪いとうまく噛めないので、あごの成長が遅くなったり、発音が上手くできず消極的な性格になったりという可能性もあります。

小児からはじめる矯正治療

乳幼児期からの歯みがき指導などがされてきたので、子どもの虫歯が少なくってきました。反面、日本人の体型の変化にともなってのことなのか、歯並びの悪いお子さまが増えてきた印象があります。

歯並びが悪いと、どんなことが起きるのでしょうか。まず、食べ物がうまく噛めないので、食べ物をすぐに飲み込んでしまい内臓にも負担がかかりますし、あごを使わないので、あごの成長も遅くなります。そのほかに、口を開けているクセが付いて口呼吸になる、舌の位置が悪くなったり息が漏れたりして言葉が上手く発音できないため、話すことが苦手で消極的な性格に育ってしまう、といった弊害も考えられます。

遅くなればなるほど、矯正治療が大変になる
小児矯正は6~8歳くらいの、最初に永久歯に生え替わる前後の時期からできます。目安としては、糸切り歯が生え替わる前に終了するのがベストです。始める時期が遅くなればなるほど、矯正自体も大変になりますし、そのぶん治療期間が長引き、治療費もかさむことになります。

もし矯正治療をするなら、お子さまが健康に成長できるよう、早い時期から行うのがベストです。しかし、矯正治療を始める以前に、いくつかのポイントに気をつけることで、実は矯正治療をしなくて済むケースもあるのです。

矯正を始める前に床矯正
例えば、ワイヤー矯正と違って簡単に取り外しできる床(しょう)矯正は、あごの成長が遅めのお子さまがしっかり噛むためのサポート器具になります。また同時に、よく噛むためのトレーニングなども行っています。こういったサポートであごの成長が促されれば、歯並びをキレイできることもあります。

あごが細いからといって、健康な歯を抜いて歯の本数を減らすことはお薦めできません。歯は一度抜いてしまったら、もう二度と戻らないのです。あごが小さく、すべての歯が並びきらない場合でも、人間の体が持っている機能を活かすためには、歯を抜くよりあごを広げる方がいい場合もあります。

お子さまの成長のスピードに合わせた歯についてのアドバイスは、定期検診などでも行っています。少しでも気になることがあったら、お気軽にお尋ねください。どんなお子さまでも、よく噛むことで健康な体を作っていってほしいと願っています。

床矯正の詳しい内容はこちら「床矯正」


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