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オールセラミックスで美しさと機能を追求
以前は主流だった金属製の詰め物。でもその危険性が、次第に明らかになってきています。
アマルガムという合金をご存知でしょうか。アマルガムは水銀とほかの金属を混ぜ合わせた合金で、安価で作りやすいため、以前は歯科治療の詰め物として多く使われていました。現在50代以上の方で、銀歯が入っている場合、そのほとんどはアマルガムだと思われます。
近年、水銀による健康被害が問題視されるようになってきました。水銀は常温でも液体、少し加熱すればすぐ気体になってしまいます。アマルガムの銀歯を使っていると、ごく微量ではありますが噛むたびに銀歯から水銀が溶け出し、それを呼吸と一緒に吸い込んでしまっているのです。
人体に影響を与える金属の詰め物
現在は金属の詰め物というと、ほとんどがパラジウム入りのものになっています。パラジウムなら安全かというと、実はそうでもありません。その一番大きな問題は、金属アレルギーです。
金属アレルギーは、体質や生活習慣によって出る人と出ない人がいます。でも、今まで金属アレルギーとは無縁だったからといって、これからもそうだとは限りません。アレルギーというのはある日突然起こるものなのです。実際に、歯の詰め物によって起こる金属アレルギーは、皮膚科医の学会でも問題になっています。
アレルギーとは、ある物質に対する許容量を超えたときに、突然起こる拒否反応です。コップからあふれる水を想像してもらえると、わかりやすいかもしれません。許容量は人によって違うので、起こりやすい人と起こりにくい人がいるのです。
金属アレルギーが気になる方へ
アレルギーが起こりやすい体質なので、金属アレルギーが気になるという患者さまもいらっしゃいます。当院ではそういった方に対して、アレルギーのパッチテストができる専門医を紹介しています。
もちろん最善の方法は、身体に影響のありそうなものは使わないこと。金属の詰め物ではなく、セラミック製の詰め物や義歯にしておけば、身体への悪影響はありません。ただし、セラミックを使った治療のほとんどは、自費診療になってしまいます。
「セラミックは高価だ」「オールセラミックにするには時間がかかる」というイメージを持っている方も、まだたくさんいらっしゃいます。でも当院が導入しているセレックを使えば、今までより安価でセラミックの歯を作ることができます。場合によっては、歯を削ったその日にセラミックを入れることも可能なので、通院回数も少なくすることができます。
オールセラミックの詳しい内容はこちら「審美歯科」
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